晴美制作室 株式会社

03.04.2018蔵書整理のトークについて

私事のプロジェクトで恐縮ですが、「草森紳一蔵書整理プロジェクト」というのがあります。
2008年に急逝した評論家・草森紳一が遺した蔵書35,000冊を整理して寄贈先を探すというプロジェクトです。
(草森は、60年代以後、マンガ、写真、建築、デザインなど新分野の気鋭の評論家として活躍。70年代に『江戸のデザイン』で毎日出版文化賞受賞、ナチスや文革のプロパガンダ、幕末の書や唐の詩人・李賀についての大著も著し、本人は物書きと称しました)

蔵書整理のトークについて

このプロジェクトは、多くのボランティアの協力を得て、整理~目録入力を2009年4月末に終え、秋には草森の故郷にある大学に全冊寄贈が実現しました。没後1年半で寄贈がかなったのは大変幸運なことでした。

プロジェクトの成功で、NHKTV帯広や新聞雑誌など多くの取材を受けましたが、デジタルマガジン「マガジン航」で連載の「本で床は抜けるのか」もその一つです。この連載が、単行本となり、この3月めでたく中公文庫『本で床は抜けるのか』として出版されることになったのを機にクロストークに参加させていただきました。
「その先は永代橋」ブログで報告を書きましたので見ていただければ幸いです。

サイトは https://s-kusamori.hatenadiary.org
最下段・右端のKusamoriからも開けます。
(東海晴美)