晴美制作室 株式会社

13.11.2007カタリココの夕べ

20年ぶりにバリへ行ったら、バリの本を一緒に作った友人たちに会いたくなった。そんな気分でいたら、大竹昭子さんから一通のメールが届いた。

「10月のカタリココ」。

http://www.switch-pub.co.jp/topics/otake_05.html

東京・西麻布のRainy Day Bookstore & Caféで開かれる朗読とトークの会の案内である。10月20日(土)5時開場。さっそく出かけた。大竹さんがナビゲーターで、この日のゲストは作家の古川日出男氏。残念ながら私は読んだことがないのだけれど、三島由紀夫賞受賞の『LOVE』、最新刊『ハル、ハル、ハル』などで熱狂的なファンがいる異色の作家。

屈折した動物の鳴き声のような古川氏と、淡々と静謐な大竹さんの、二人の朗読が対照的でおもしろかった。それにしても大竹さんの声は良いし、インタビューの技もますます軽妙・自在で見事である。

「11月のカタリココ」は17日(土)。ゲストは作家の多和田葉子氏だそうだ。カフェは『SWITCH』を発行するスイッチ・パブリッシングの直営店。半地下にある親密な空間で、とても落ち着く。いつか古いSPレコードを聴く会などをやってくれないだろうか・・・

今度は雨の日にぶらりとのぞきたい。

(東海)